公開質問状送付:小森唯永氏
(五十音順) 西川泰史氏
米沢則寿氏
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WEWとかち フリースクール&フリースペース「くるみの森」さんと自由学舎クラムボン |
【1】帯広市の不登校の現状について、どのように認識されていますか。 また、このことについてどのような取り組みをされようとお考えかお聞かせください。 |
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帯広市内の不登校児童生徒数は、年々増加しており(今和2年度小学生96名中学生136名)、 またその約半数が90日以上欠席しているなど憂慮すべき状況だと把握している。不登校に至る要因には、生活リズムの乱れや不安、家庭環境、友人関係など様々な背景が複合的に重なり、原因を特定することが難しい場合が多い。
児童生徒の状況に応じた別室登校やオンラインを活用した教職員とのふれ合いや授業参加による学習保障とともに、必要に応じて医療や相談機関と連携も必要である。さらに、各学校にこころの教室相談員や家庭訪問相談員、スクールカウンセラーを配畳も必要と考える。 また、北海道教育委員会に登録をしているフリースクールは、帯広市内に3施設あると把握しているが、環境づくり、情報交換、連携が大事である。 |
【2】不登校の子ども達が学校外の学びの場として、フリースクール等の多様な学びの場を 選択するにあたってどのようにお考えかお聞かせください。 |
いじめに遭って学校に行くのが怖くなってしまった子や、学校生活にうまく馴染めない子、学校の授業についていくことが難しい子、受験競争のストレスで疲弊してしまった子など、様々な理由で不登校になった児童生徒が、自分の目的に合った形態のフリースクールに通うことは、学びのサポートになるだけではなく、社会とのつながりを持つという大きな役割を担う重要な機関と考える。 |
【3】フリースクール等の学校外の場を利用するにあたっては、家庭の負担が大きな課題と なります。 家庭や学校外の学びの場に対する財政的支援についてどのようにお考えかお聞かせく ださい。 |
学校外の学びの重要性からも、公的財政支援は検討するべきと考える。帯広市と民間教育施設が連携して実施する、多様な学びへの経済的支援のあり方について、様々な観点から考慮するべきと考える。 |
【4】帯広市の子ども・若者育成支援についてどのような認識をお持ちですか。 また、改善があると考えられるのなら、どのような点があたるのかをお聞かせくだ さい。 |
子供・若者を取り巻く環境をしっかりと認識し、社会全体で共有しておくことが不可欠である。社会問題となっている児童生徒の自殺増加 、ヤングケアラー、いじめ問題など、極めて深刻な状況を踏まえ、こうした問題を子供・若者育成支援の最重要課題として位置付けている。 |
【1】帯広市の不登校の現状について、どのように認識されていますか。 また、このことについてどのような取り組みをされようとお考えかお聞かせください。 |
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今回、帯広市においても200人以上の不登校児がおられると伺い、とても多いと感じました。予備軍的な児童も多くいるのではと想像できますので、行政としましても予兆への対応や児童や親御様が希望する場合には、転校等へも柔軟に対応が必要であると考えます。 |
【2】不登校の子ども達が学校外の学びの場として、フリースクール等の多様な学びの場を 選択するにあたってどのようにお考えかお聞かせください。 |
既存の学校教育になじめない生徒達の重要な受皿の一つであると考えております。不登校児本人や親御様の焦りや不安を解消するためにも、重要な選択肢だと思います。 |
【3】フリースクール等の学校外の場を利用するにあたっては、家庭の負担が大きな課題と なります。 家庭や学校外の学びの場に対する財政的支援についてどのようにお考えかお聞かせく ださい。 |
不登校児の安心できる居場所と学びの機会を提供することは、とても重要な事と考えますので、財政的支援は、金銭的に通わすことが出来ないという事がないように支援していく必要があると考えております。 |
【4】帯広市の子ども・若者育成支援についてどのような認識をお持ちですか。 また、改善があると考えられるのなら、どのような点があたるのかをお聞かせくだ さい。 |
子育てという事に関して、現状では一人一人の状況や考え方に対応できるような、きめ細かな対応ができていないと感じております。学校、地域、家庭、民間が連携し、社会全体で子供を育んでいく体制作りが必要と考えます。 |
【1】帯広市の不登校の現状について、どのように認識されていますか。 また、このことについてどのような取り組みをされようとお考えかお聞かせください。 |
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本市では、不登校の児童生徒が増加傾向にあり、憂慮すべきことと受け止めています。 初期対応が重要であり、学校が保護者と連携して、児童生徒の不安や悩みなどの把握、解消に努めています。欠席が続く児童生徒に対しては、教職員のほか専門の相談員やカウンセラーなどが連携して、その原因の解消にあたるとともに、「家庭で過ごす」「別室に登校する」「時間差で登校する」「適応指導教室ひろびろやフリースクールを活用する」など、本人や保護者の意向を踏まえ、個々の状況に応じた多様な手立てをとっています。 今後も、学校復帰や社会的自立につながるよう、児童生徒や保護者の気持ちに寄り添い、相談対応や学習支援などをきめ細かに行っていく考えです。 |
【2】不登校の子ども達が学校外の学びの場として、フリースクール等の多様な学びの場を 選択するにあたってどのようにお考えかお聞かせください。 |
ICTを活用した家庭での学習のほか、民間のフリースクールや市が開設する適応指導教室ひろびろなど、不登校の児童生徒が、学校だけでなく、個々の状況に応じて活用できる学習の機会や場があることが大切だと考えます。 今後も、不登校の児童生徒の学習の多様化という視点を大切にしながら、フリースクールなどとの連携も深めていきたいと考えています。 |
【3】フリースクール等の学校外の場を利用するにあたっては、家庭の負担が大きな課題と なります。 家庭や学校外の学びの場に対する財政的支援についてどのようにお考えかお聞かせく ださい。 |
これまで学校や教育委員会に寄せられた相談などから、不登校の児童生徒の保護者の方々が、様々な不安や悩みを抱えていらっしゃると承知しています。初期段階だけでなく、継続的な支援が大切だと考えます。このため、関係機関や専門家などと連携し、相談体制や情報提供の充実を図ってきたところです。 今後も、保護者の方々の不安や悩みに真摯に向き合い、どのような支援が必要かを検討するなど、丁寧に対応していきたいと考えています。 |
【4】帯広市の子ども・若者育成支援についてどのような認識をお持ちですか。 また、改善があると考えられるのなら、どのような点があたるのかをお聞かせくだ さい。 |
子どもたちを取り巻く環境が大きく変化する中で、子どもたちが、自ら課題を見つけ解決する力や他者とコミュニケーションを図る力、協働する力などをしっかりと身につけていく必要があります。こうした力は、学校での教育だけでなく、家庭や地域で多様な人と関わり、様々な経験を重ねていく中で育まれるものです。 これまでも取り組んできた、地域の幼保小中が連携する「エリア・ファミリー構想」や、保護者や地域住民が学校運営へ参画する「コミュニティ・スクール」、また、教室での学習のほか地域社会全体をフィールドとして多くの人から学ぶ「おびひろ市民学」などを、さらに進めていきます。目指す子ども像を共有して、地域総ぐるみで子どもを育んでいくことが、地域の明るい未来につながっていくと考えています。 |